ブログ閲覧アナライズしてみると、検索ワードで毎回出てくるのが
「番茶 やかん 淹れ方」
だったりします。
では、今日の主役は真逆
アノシトでは…
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おッ!!!姉さん呼びましたかぃ?
へい、あっし、生粋の京都薬缶の江戸ッ子、
ヤカン君 (過去ログ参照) でやすよッ!テイテイッ!
へッ、この度姐さんに
「ちょいとおまへさん、ここは一ツ旨い番茶の淹れ方でも教えてやっとくれな」
ッて言われたもんですからねェ、ちょいと張り切ってやらせて頂きやすよッ!!!テイテーーーイッ!
ウチの姐さんがつかってる茶葉は二種類、西の京都は錦番茶と、東の江戸人形町の梅乃園が特上ほうじときたもんだ。
最近じゃァ、めっきり東のに肩入れしててサ、江戸の大姐さんが飛脚でいっぺぇ用立てしてくれてるんでサ。あの今半さんで出してる番茶らしくってねェ、確かにカッキリ焙じてありやすんで、濃ぉい牛脂も綺麗サッパリ流してくれそうでさァ。
この茶葉を茶袋に入れやす。なるべく潰さねェ様に、かつギュウギュウのすし詰めにしてるようでやすね。いつ見ても、姐さんの入れ方ァ、太っ腹でやすね!
「ちょいとおまへさんッ!!!誰の腹が太いって?!」
い…いえ、あ…姐さんッ!!!あっしはけしてそんな意味でいったんじゃァ…
う………て……てやんでィッ!!!ピーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!
……と、このように直ぐ沸騰しやすいヤカン君にポイッと茶袋を落として、火を切って蓋して、終わりです。粗熱が取れる頃には、美味しいお番茶がいただけます。
粋で鯔背で頭に直ぐ血が上っちまう、京都育ちの江戸ッ子薬缶さえありゃ、どうだい簡単だろゥ?
「簡単過ぎて、臍で茶ァ沸いちまいやすねェ、姐さん!」
お後が宜しいようで。
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