行商さんが
極東を渡り鳥よりも頻繁に行ったり来たりしていたお陰で、ここんとこ我が家では
絶賛黒パン祭り断続的開催中。
内容物の殆どをライ麦粉が占めるこの貧しくも美味しいパンが、我が家では下は4歳から上は50近くまで大好物なのだが、哀しいかなナカナカこちらでは手に入りにくい上に、日本の多湿気候に合わず
あっという間にカビだらけになってしまうので、安定供給ができるのは旦那さんの鬼出張の多い冬場に限る。
黒パンにもいろいろあって、こちらはモスクワ代表
「モスコフスキー」
黒いなーーーーー。すんごい黒い。
丸いパン型で物凄い焼き締めてるので、表面がど偉い苦い。(周りは削って食べた)
生地そのものはきめ細かくて口溶け良く、甘みも感じます。ギュギュッと詰まった生地とライ麦の香気の強いのが特徴
こちらは伝説系黒パンオリジン
「バラディンスキー」(
過去ログ参照)
小振りながら一切れ食べると結構な満足感、気をつけないと
後で痛い目に合う系の膨満感付き燃費の良さ。
パウンド型で表面にクミンシードがまぶしており、口溶けの良さと甘みは
最早パウンドケーキと呼びたい。サーモンマリネにディル鬼乗せが一番美味しい食べ方だと思う。
肉料理にも勿論合うので、チキングリルと一緒に。
今回のはモスクワの工場で焼かれたもの。前回サンクト産のを食べたが、成る程「パンはサンクト」と仰っていた某ロシア人様の仰る通り、焼かれた場所でもこんなに味がかわるんだと吃驚。
パンはサンクト(謎の復唱)。
因みにこちらは最近ヘビロテの二味。
左がハンガリーの
パプリカペースト(塩味)、右がグルジア系の
ホットトウガラシペースト(クミン、ニンニク等の香辛料入り)。
なーーんにでも合うのだが、特に炭水化物とタンパク質にピッタリ。銘々の皿上でお好きに味付け出来るので、お子様との差別化にもってこいですわよ、奥様。
カビが生える前に、
徒歩圏内(重要事項)の友を呼んで黒パン試食会。
見た目より食べ易く優しい味は、万人の舌を掴む。
丁度採れたてのルッコラとロメインレタスがあったので、生ハムで包んだのと一緒に。
友「…これは…呑めって事ダヨネ☆」
そう、黒パンがあれば、昼から呑める。
今日も小さくても懐深い黒パンに、感謝。
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バラディンスキーにたっぷりバターを塗って、マリネーゼしたサーモンにディルをワッサワサ乗っけたのを、パクッ!
!!!
ウッ!!!
ホッ!!!
むふぅ〜ッ!!!
クゥゥ〜ッ!!!
ほら、間違いない!
[1回]
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